CHAP9  「内入れ」の2つの方法を見てみよう

 たとえば120万円の内入れで、360万円の利息が節約できる!


◆預貯金の利回りを考えると内入れするほうがトク

 内人れとは、一部繰上返済といって、借人期間内に、毎回の返済額のうち、元金部分の累計額を一部繰り上げて返済する方法です。
 資金に余裕ができた場合、預貯金などの利回りを考えると、預けるより内人れをしたほ、がトクといえます。
 また、預金の利息には20%の税金がかかりますが、内人れは、実行したと同時に、元金の減少による利息の軽減が税抜きで行えます。

◆「中抜き方式」と「返済額減額方式」がある

 内人れには2つの方法があります。
 1つは「中抜き方式」です。これは、簡単にいうと期間の短縮で、その期間に発生している利息部分を支払わなくてすみ、その分、総返済額が軽減できます。 もう1つは「返済額減額方式」です。これは借入金残高の内入れにより、当初の返済期間を短縮することなく、毎月の返済額を軽減させる方法です。
 この「返済額減額方式」は、公庫融資では、失業や病気などの理由があるときにのみ認められていましたが、平成8年度から、手数料5250円(中抜き方式は3150円)を支払えば利用できるようになりました。

◆120万円の内入れで約360万円を節約

 内人れする場合は、事前に融資実行後の返済額表の元金残高を見て、内人れ額を算用しましょう。図は、20回日から50回目の中抜き方式による約120万円の内人れで、支払うべき利息の約360万円が軽減し、30ヵ月の期間短縮が図られた例です。
 公痺などでは毎月返済日の一ヵ月前までに返済中の金融機関に連絡すれば、100万円以上の何人れが認められます。
 資金に余裕がある場合は、ぜひ、内人れを検討してみませんか。

回数 毎回返済 元金分 利息分 借入金残高
93 119,297 24,797 94,500 24,275,203
93   〃 24,928 64,369 24,250,275
93   〃 25,059 94,238 24,225,216
93   〃 25,190 94,107 24,200,026
93 ボーナス
369,887
ボーナス
110,537
ボーナス
259,350
ボーナス
24,089,,489
20 94 10 119,297 27,392 91,905 23,6581,917
21 94 11   〃 27,535 91,762 23,554,382
22 94 12   〃 27,680 91,617 23,526,702
23 95 ボーナス
369,887
ボーナス
86,159
ボーナス
283,728
ボーナス
23,440,543
50 97 119,297 32,051 87,246 22,379,139
51 97   〃 32,219 87,078 22,346,920
52 97   〃 32,388 86,909 22,314,532
借入金2,430万円(ボーナス分630万円)・
25年返済・
金利6.3%の元金均等返済払込表
☆30回分約120万円のうち入れでどれだけ節約 30回分の内いれ額
←1,202,778円
30回分の内入れ額
      23,581,917円−22,379,139円=

1,202,778円

30回分の支払い合計額
 毎月払い→119,297円×25回=2,982,425円
 ボーナス払→369,887円×5回=1,849,435円

計4,831,860円
節約できた分
 (30回分の支払い合計)−(30回分の内入れ額)=(節約できた分)
    4,831,860円 − 1,202,778円 =3,629,082円
120万円の内入れで30ヵ月の短縮と360万円の節約!