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CHAP3 公的融資はいくらまで借りられるか?
○毎月の返済額の5倍以上の必要最低月収と自己資金20%が原則だが公庫は100%も可能
◆購入価格の80%、毎月返済額の5倍以上の月収が条件
公庫、年金の併せ貸しは、通常返済(ゆとり返済ではない)の毎月返済額5倍以上の月収(必要最低月収〉、公庫の住宅債券積立者と財形融資は、毎月返済額の4倍以上の月収がある人と決められています。
公庫と年金の件せ貸しを利用する場合、または公庫と財形を利用する場合は、いずれもそれぞれの必要最低月収をたした収入が必要です。
ただし、公庫と年金の協会転貸の利用では、公庫の必要最低月収と年金を含めた年間返済可能額を算出して、いずれか多い年収が必要です。
◆公庫融資のみなら融資率100%も可能
平成10年5月6日以後、借主の年収が.3大都市で500万円(給与収人のみ以外の方は所得346万円)その他の地域で400万円(同266万円)以上の方は公庫融資の融資率80%が臨時的にに撤廃されました。
また、平成10年11月2日からは、本人以外の収人合算を認め、合算後の世帯年収が3大都市で500万円(本人の年収が400万円)、その他の地域で400万円(同300万円)以上の方にも適用されています。
◆年収600万円の人の融資額を計算すると……
たとえば、年収600万円の人は月収50万円です。公庫・年金の併せ貸しの利用では、この5分の1の毎月返済額10万円に相当する借入金が可能です。平均金利が3%、35年返済では2590万円が借りられ、融資率80%のため3238万円(自己資金648万円)のマンション購入が可能です。公庫融資(金利2%の通常融資1770万円とはじめてマイホーム加算の300万円と、金利3・05%の特別加算額810万円)のみでは毎月返済額が10万円になり、借入額は2880万円のため、3000万円の購人では、自己資金120万円でも購人可能です。
| 公的融資を利用するときの必要最低月収と自己資金 |
| 必要最低月収の目安は? |
| 公庫 |
通常返済による毎月返済額の5倍以上の月収
(毎月返済額は年収の60分の1)
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A |
B |
| 年金 |
通常返済による毎月返済額の5倍以上の月収
(毎月返済額は年収の60分の1)
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A |
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| 財形 |
毎月返済額の4倍以上の月収
(毎月返済額は年収の48分の1)
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B |
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| A 公庫・年金の併せ貸し、公庫・財形の組み合わせ |
| ★2つの必要最低月収を合計した月収が必要となる。 |
例 毎月の返済額が公庫7万円、年金3万円なら、合計10万円
の60倍(5×12ヵ月)の年収(600万円)が必要。 |
| B 公庫・年金の協会転貸の組み合わせ |
★公庫は必要最低月収で算出した年収と、公庫と年金の年間返済
額を年収別による返済基準割合で算出した年収とを比較し、多い
ほうの年収が必要。 |
例 公庫の返済額が7万円なら年収420万円、年金3万円なら
年間120万円となり、返済基準割合か35%の場合343
万円、したがって年収420万円以上ならば借りられる。 |
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| 自己資金はいくら必要か? |
公的融資では、購入価格の80%以内までの借入れとなる。
つまり自己資金が20%以上必要。
ただし、公庫融資のみでは100%も可能。
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