|
Q&A2 資格を現実化する Q 生きがいを求めてカルチャーセンターに通い、いろいろと勉強したのですが、なんとなく趣味的な域を脱しきれずにいます。いままでに医療事務の勉強などもしましたが、ただ勉強したという満足感だけで、実益につながりません。 夫も定年になれば年金生活となり、多額の月謝を支払えなくなるのではないかと思います。どうしたら生きがいが見つかるでしょう。 A おけいこごとを実益に結びつけることは、大変な努力が必要です。昔から女性の趣味と実益には、お茶やお花の先生などがありますが、道具をそろえたり茶室をしつらえるなど、職業として成り立つには原資もかさんでしまいます。 医療事務の資格を取られたのであれば、家族がお世話になっている医院とか関連のある人々に、自分はこんな特技を生かして少しでも仕事をしたいと、常々意思表示することが大切です。 岡崎市に住むYさんは、夜遅くまで受験勉強をしている息子につきあって、自分も医療事務の通信教育を受け資格を取りました。 そのころ、ご主人は胃腸を悪くして近くの医院に通院しており、Yさんは薬の受け取りなどで医院に出入りするうち、それとなく自分が医療事務の資格を取ったこと、時間的にも余裕ができたので働きたいと話しました。 その後、医院側で人手が必要になり、受け付けなど何でもすることを条件にパートで働き始めました。2〜3年働き続けるうちに、若い看護婦さんやレントゲン技師などにとって、職場のお母さん役的存在となりました。そして10年以上の歳月が過ぎ、現在は事務室のお目付け番として、欠かせない役目を果たしています。 また、Tさんは子どもが育ち上がったころ、その後のことを考え、カルチャーセンターのセミナー「女性の生き方」に参加しました。 10回の講座が終了してから、講座の出席者で自主研究グループをつくり、講師だった先生のテープおこしを手伝ったのをきっかけにして、資料集めや原稿の整理の仕事ができるようになり、非常勤の仕事として報酬も受け取ることができました。 Tさんは、子どもが高校から大学時代に仕事を持ったことで精神的にも子離れができ、自立した老後をめざして、近年は地域ボランティアに目を向けているそうです。 年齢や経験を生かして活躍できる場は、自分自身が積極的に働きかければ見つかるものです。 また、そうして努力しているうちに、本人も気づかなかった潜在的能力を見いだせることもあるのです。 |