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“最近、家庭倒産が増えている”といったら、企業じゃあるまいし、家庭が倒産するなんて……と、あなたは思いますか? 倒産というのは、その企業が振り出した小切手や手形が不渡りになることで、個人の家庭では小切手や手形は使わないから、倒産なんてあり得ないと。 ところが、家庭にだって倒産はあるのです。 企業が不渡りを出して信用を失い、銀行取引停止処分などのペナルティを受けるのと同じように、個人だってお金のトラブルを起こせば、銀行はもとより、すべての金融機関から追放されるという事態におちいってしまうのです。 金融機関に「不良客情報」、いわゆるブラックリストがあるのはご存知でしょうか。 ローンの支払いが終了しないうちに行方をくらました人、支払う意志はあってもお金がなくて支払えなくなり、何か月もコゲついたままになっている人などの情報がインプットされたものです。こういう人は一つの会社で問題を起こすと次の会社に切り替えたりして、いくつかの会社を重複して利用することがあるので、金融機関ではブラックリストを一か所にプールして、貸倒れを防ごうとしています。 もしあなたが、クレジットカードで買い物をしたが決済できなくなったとか、住宅ローンが返せなくなったとかのトラブルを起こして、このブラックリストに載ったとしたら、個人の信用は一気に丸つぶれ。ローンやクレジットを申し込んでも、もうどこの金融機関でも、一切受けつけてはくれません。そして一度ブラックとしてインプットされたら、5〜7年間はその汚名は消せないのです。現代は、クレジットカードや銀行自動引落しに代表されるようにキャッシュレス時代、お金が見えない時代なのです。給料振込みも公共料金の支払いも、知らない間に自動的に行われています。 また、住宅ローンや教育ローン、キャッシングなど家庭レベルでの借金も多く、うっかりして収入と支出のバランスを崩し、とり返しのつかない借金地獄におちいってしまったという例はザラにあります。 そこまでびどい状態ではなくても、手続きミスやちょっとした度忘れから、トラブルを起こしてしまうことだってあるのです。 これまでのように、主婦一人が家計簿とにらめっこしながらヤリクリに苦心するだけでは、なかなか健全な家計を維持するのはむずかしくなっています。やはり、家族みんなが、わが家の家計の状態を知って協力することが必要です。
妻が夫の知らない間に多額の借金をしていた例もありました。テレビの電話相談で、婚約者の男性に「ブラックリストに載るので、君が代わりに借りてくれ」といわれ、どうしたらいいものか、という相談があありましたが、これから結婚する相手が金銭感覚のない男性なら、将来見込みがないから婚約破棄したらとアドバイスしたことがあります。
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