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Q.「確定拠出型年金」とか「日本版401K」という言葉をよく見かけます。公務員やサラリーマンの妻も日本型401K年金を利用できますか。
A. 職業によって利用できるかどうかが分かれます。それを税制上の所得控除算入限度額で見てみましょう。
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職 業
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加入年金タイプ
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日本版401K導入の有無
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掛け金の拠出
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非課税の年間拠出限度額
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企業に勤める
サラリーマン
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厚生年金基金又は税制的確年金等に加入企業に勤務
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401K「企業型」導入
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企業が拠出
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216,000円
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401K「企業型」を導入しない
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出来ない
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できない
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厚生年金基金又は税制的確年金等に加入していない企業に勤務
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401K「企業型」導入
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企業が拠出
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432,000円
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401K「企業型」を導入しない
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個人で拠出
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180,000円
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公務員
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制度なし
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自営業者
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国民年金
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「個人型」を選ぶ
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個人で拠出
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816,000円
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サラリーマンの妻
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制度なし
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2001年1月に「企業型」、3月に「個人型」が導入予定されようという「確定拠出型年金(通称:日本型401K年金)」は職業タイプにより年間の非課税枠が決められています。その範囲内の積み立てには課税されないメリットがあるといえます。
したがって、予定されている年金プランには、サラリーマンの妻や公務員はこの制度を利用できないことになっています。ただ、自己責任のもとに自己年金をプランして対応するという手が考えられます。
○ 年金制度のメリット・デメリットを考えてみましょう。
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既存の企業年金
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日本版401K年金
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個人のメリット
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・確定給付のため年金受取額が決まっている
・年金運用は企業におまかせしていた
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・転職時に積立実績の残高を就職先に持ち込み継続することが出来る。
・運用方法は自分の考えに従って決められる。
・年金管理は個人ごとにされるため残高チェックなどがおこなえる
・優遇税制の非課税枠が使える
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個人のデメリット
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・転職や中途採用の場合、権利獲得に期間を待たなければない。
・転職する際、年金の積立実績を次の企業に持ち運びができない
・運用方法がどうなっているのかガラス張りではない
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・自己責任で運用するため元本割れが起こることもある。
・運用指示を的確に出すための投資の知識が必要になる。
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企業のメリット・デメリット
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・メリット:人材の確保
・デメリット:運用成績が悪くなれば不足額の補填が必要となる。
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・メリット:従業員が自己責任で運用するため不足額の補填は不必要となる。
・デメリット:従業員の投資教育が必要になる
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*日本版401Kプランとは・・・
確定拠出方年金は、一定の限度額内で拠出した掛け金を、個人が自己責任において運用を行い、原則として60歳以降、掛け金およびその運用収益の総額を原資として、年金または一時金として受給する制度であり、現行の確定給付型の企業年金(厚生年金基金・適格退職年金)などに加え、新たな選択肢の1つとして導入が予定されています。
この制度には、企業が掛け金を拠出し加入者が自ら運用する企業型年金と、現行の企業年金がなく企業型年金も導入されない企業の勤務者が個人で掛け金を拠出し、運用する個人型年金があります。
この制度は、これまでの企業年金と異なり、離職・転職した場合でも、それまでに積み立てた年金原資を転職先に持ち運ぶことが出来るメリットがありますが、財形年金貯蓄のように60歳前に中途引き出しを行うことが出来ません。
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