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ケース スタディー
Dさんは月々の不足分はキャッシングやカードローンなどで借り、ボーナスで返済するというやりくりをしていました。ところがボーナスが減ったためローン残高は雪だるま式に増え、とうとう260万円にもなってしまいました。妻がパートに出て一緒に返済しようといってくれています。なんとか家計破綻をきたさない方法はないものでしょうか。
Dさんのプロフィール
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家族構成
Dさん(38歳)、妻(30歳)、長女(3歳)
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● 預金 定期預金 200万円
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● 手取り月給額 40万円
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支出月額
・基本生活費
食費 8万円
水道光熱費 3万円
消耗・交際・衣服等 5万円
こずかい 5万円
合 計 21万円
・住居費(賃貸) 7万円
・生命保険(定期付終身保険) 3万円
・幼稚園費用 4万円
・車ローン(残高20万円)
2万円
・キャッシング・ローン返済
10.3万円
合 計
47.3万円
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● 手取りボーナス額 60万円
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ボーナス支出
・学資保険年払 10万円
・夫小遣い(付き合い用) 10万円
・家族旅行の積立 3万円
・車ローン 10万円
・カードローン 10万円
・キャッシング 10万円
合 計 53万円
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● 差 引
7万円
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● 差引
▲7.3万円
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● 年間収支 ▲ 80.6万円
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●現在のローン残高
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金融機関
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借入残額
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金利
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返済期間
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月々返済
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消費者金融 P社、T社、A社
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100万円
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27.37%
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4年
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43600円
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D*カードリボ払いカード
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50万円
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13.20%
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2年
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25000円
ボーナス月50000円
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N信販キャッシング
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50万円
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25.00%
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2年
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20000円
ボーナス月50000円
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J**カードローン
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60万円
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12.60%
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4年
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15000円
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● 問題点をピックアップ
1.現時点での現状を整理すると、年間収支は大赤字の80万円と見込まれる。
2.貯蓄の200万円を赤字の穴埋めにつかっていくとすると、2年ほどで底をつく。
3.家計の支出にムダがないかを見直す。
4.借金の減少を目指すとなれば、即座に実行する。その際金利の高いものから手をつける。
5.「恩借(身近な方から借りる)」はなるべくしない。しかし、親から援助が期待できるのなら手順を踏んで検討する。
● 現状分析
いろんな事情があって借金を背負うわけですが、「借りたら返す」の当たり前が出来ないようでは、社会のルールに反します。「生活者にとっての借金」とは、どういうリスクがあるのか認識しておきましょう。
?今現在の家計の収支から、返済ができるか
?A借金の一覧表と返済計画表が作成でき、なお且つ予定通り目安が立つか
?Bローン種類と金利(利息)について理解しているか
?C支払い総額がいくらになるのかを認識できているか
* ローンとクレジットの知識(IMEYESホームページ参照)
○ ローンを減らすには
「収支が赤字の家計」を楽にする為にローン返済額を減らすことですが、返済期間が伸びたところで、抜本的な解決にはなりません。そこで、金利の高い順に検討します。消費者金融のローン、信販会社、リボ払い分、クレジット会社の順となります。基本的に貯蓄は余裕の残高を持つものですが、ここは非常自体です。不足の自体に備えて、30万円程度をとどめておきましょう。ローン残高260万のうち、預金170万円を充当します。
○ その他の方法
まだローンは90万円残ります。そこで、次のような方法があります。
1.生命保険の契約者貸付を利用します。貸付ですから、いずれ精算して返済しなければなりません。
2.自動車の売却 自動車ローンで購入していますが、残高も後20万円足らずなので、自動車の売却代金からローン残高を差し引いた手取りがいくらかを見積り、手放すかどうか検討します。
3.両親から借りる。もらうと贈与税がかかります。援助して貸してもらえるようなら「金銭消費貸借契約書」を作り、金額、返済額、返済方法を明確にし、さらに返済計画書を出し、親の信頼を十分得た上で借りる。
● 家計の見直し
ローンがなくなったからといって、即座に家計が立ち直ったわけではありません。なぜお金が足りずにローンを借りなければならなかったのか、なぜローンにローンを重ねてしまったのか、この原因を明確にし反省することが、家計を見なおす重要なポイントです。収入以上の支出にしないためには、支出の予算化が必要になってきます。D家の家計支出の費目を出し、月予算を決め、金額を割り振り、封筒などを利用しながら管理していきます。特に次の項目については、家族で話し合ってみてください。
1.お金の流れを把握する。つまり給料はどこの銀行に入り、そして支出したお金は何に支出したかを把握する。領収書などから家計簿をつけ、お金の流れを把握するための目安とする。
2.食費の8万円、つまり1週間2万円になりますが、これをを見直し、例えば1週間1万円でやりくりできないかなど、原価計算を考える。
3.幼稚園費用は月4万円程度かかっているが、他の保育園で安く検討はできないかを考える。
4.衣料品や娯楽品の衝動買いなどが過去どれくらいあったか、無駄を再確認することがやり直しの第一歩となります。
5.生命保険の保障額の見直しと保険料減額の検討
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