20世紀初頭のスイス絵画の巨匠といえば、フェルディナンド・ホドラーの名が、まず浮かびます。ホドラーが孤高の画家といわれる所以は、スイスの大自然と素朴な人間を愛して創り上げた作品もさることながら、近代芸術の主流の地・フランスやドイツではなく、終生スイスに住みつづけたこともひとつの要因となっています。スイスに生まれ、芸術の首都パリで華やかに名を馳せたパウル・クレー、ジャコメッティ、ル・コルビジェらの芸術家とは対照的です。
スイスは、ドイツ、フランス、イタリアという強烈な美的伝統を誇る3つの文化の合流点に位置しており、これまでの美術の世界では、いわば陰の存在でスポットライトを浴びてきたとはいえません。それでも、確かな目と技術をもったスイスの画家は多く輩出しています。
このたびご縁があってジュネーブのGalerie Selanoのご協力を得てスイス絵画の一端を当インターネット画廊で、ご紹介できることを光栄に思っております。
イマイズ インターネット画廊 平井寿雄 |