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白石知子

IMI研究員
ファイナンシャルプランナー
平成2年3月甲南大学文学部英文科卒業後、大和證券株式会社入社。
平成4年から新人研修担当。商品知識・販売方法などを指導し、顧客対象のミニセミナーの講師も務める。平成9年に大和證券株式会社を退社。平成10年7月、AFP取得。平成11年1月、CFP取得。金融機関AFP養成講座、各種AFP養成講座、大学の公開講座(FP養成講座)、郵便局員養成テキストの作成等にあたる。毎日放送「経済の風」に出演。


○日本初のネット銀行が誕生!

金融機関を選びましょう!

「自宅・駅・勤務先の近く」から「サービス」重視へ

 今まで、「金融機関を選ぶときは何を基準に選んでいますか?」という質問に、ほとんどの人が、「自宅・駅前・勤務先などから近くて便利だから」と答えていたのではないでしょうか?
 確かに、少し前まではどこの金融機関を選んでもほとんど同じ、大差はありませんでした。
 しかし、ここ最近は事情が違ってきているのに気が付いていますか?
今まで、どちらかというと法人の方に向いていた金融機関でしたが、最近は個人客(リテール)のほうに向き始めてきたのです。
 では、いったい何が変わってきたのでしょうか!それは「サービス」です。預金金利やローン金利などは相変わらず、どこも似たようなものですが、最近では各金融機関が利用者にとって、より魅力的な商品やサービスを競って出しています。
例えば、銀行。最近よく耳にするサービスでは

・テレホンバンキング(電話を利用)
・モバイルバンキング(携帯電話・端末を利用)
・インターネットバンキング(パソコンを利用)

 などがあります。これらのサービスによって、今まで支店に出向いたり、並んだりしなければいけなかった出金・残高紹介・振込みなどが、家に居てもできるようになりました。
 そして、これは銀行にも店舗費用・人件費などを省けるメリットになるわけです。

 また、給与・年金の振込み、公共料金の引落し・預金残高などの取引形態に応じて貯める。
「ポイントサービス」を行っているところもあります。ポイントの合計数によって、金利の優遇・時間外ATM使用手数料の割引などが受けられるようになっています。
 低金利の今、「利息よりも手数料の方が高い」なんてこともあります。使い方によっては、かなり有利になる特典ではないでしょうか?
 また、「ネット証券」などのようにパソコン(インターネット)さえあれば、日本中どこにいても取引ができる「ネット取引」も増えています。
 家に居ながらにして、「株や投資信託の売買」や「生命(損害)保険の加入」などの取引ができるのです。金融機関の社員(営業員)と会うことも、話すこともなく、自分で好きなときにインターネットを使って取引ができるわけです。支店に行く時間が無い、近くに店舗が無いという人には、すごく便利だといえるでしょう。
「ネット取引」は、今や、ちょっとしたブームにさえなっています。
 確かに、「利用者は自分の好きな時に、好きなように取引ができますし、金融機関も店舗や人件費を削減できる」というのは双方にとって有利なことです。
 しかし、ここで少し考えてみてください。「自分の好きな時に・好きなように」取引をするということは、その取引(商品)を決めたのは、店員(営業員)に勧められたからでも、勧誘されたからでもなく、「自分自身で決めた」ということです。言い換えれば「自分で自分の取引に責任を持つ」ということ。したがって、その取引で仮に失敗(損失)をしても、責任は全部自分自身にあるのです。これが、いわゆる「自己責任」なのです。このことを、きっちりと頭に入れておいてください。
 今までは、「ただ何となく。みんなが預けているから…。」なんて理由で金融商品を選んでいた人も、これからは、せめて自分が預ける・取引する商品の特徴やリスクくらいは調べてからにしましょう。特に、家計を預かる主婦はなおさらです。
 ここで一言。金融機関は「取引をするところ」と、思い込んでいませんか?もちろんそうなのですが、併せて「情報を得るところ」でもあるのです。店頭に並んでいるパンフレットやフリーダイヤル・インターネットなどで、自分が知りたい商品情報やサービス情報を得ることもできるのです。たくさん出ている金融に関する書籍・出版物などと併せて利用してみてはいかがでしょう。
 ただし、あまりにもたくさんの情報が溢れていますから、情報に躍らされないように注意してください。
 金融ビッグバンの今、金融機関の倒産・淘汰が進んでいる今だからこそ、私たち利用者が金融機関を選ぶ時代なのです。
自分に向いている商品・取引方法・サービスをじっくりと検討・選択をして、自分に合った・安心できる金融機関を選びましょう!