今まで、「金融機関を選ぶときは何を基準に選んでいますか?」という質問に、ほとんどの人が、「自宅・駅前・勤務先などから近くて便利だから」と答えていたのではないでしょうか?
確かに、少し前まではどこの金融機関を選んでもほとんど同じ、大差はありませんでした。
しかし、ここ最近は事情が違ってきているのに気が付いていますか?
今まで、どちらかというと法人の方に向いていた金融機関でしたが、最近は個人客(リテール)のほうに向き始めてきたのです。
では、いったい何が変わってきたのでしょうか!それは「サービス」です。預金金利やローン金利などは相変わらず、どこも似たようなものですが、最近では各金融機関が利用者にとって、より魅力的な商品やサービスを競って出しています。
例えば、銀行。最近よく耳にするサービスでは
・テレホンバンキング(電話を利用)
・モバイルバンキング(携帯電話・端末を利用)
・インターネットバンキング(パソコンを利用)
などがあります。これらのサービスによって、今まで支店に出向いたり、並んだりしなければいけなかった出金・残高紹介・振込みなどが、家に居てもできるようになりました。
そして、これは銀行にも店舗費用・人件費などを省けるメリットになるわけです。
また、給与・年金の振込み、公共料金の引落し・預金残高などの取引形態に応じて貯める。
「ポイントサービス」を行っているところもあります。ポイントの合計数によって、金利の優遇・時間外ATM使用手数料の割引などが受けられるようになっています。
低金利の今、「利息よりも手数料の方が高い」なんてこともあります。使い方によっては、かなり有利になる特典ではないでしょうか?
また、「ネット証券」などのようにパソコン(インターネット)さえあれば、日本中どこにいても取引ができる「ネット取引」も増えています。
家に居ながらにして、「株や投資信託の売買」や「生命(損害)保険の加入」などの取引ができるのです。金融機関の社員(営業員)と会うことも、話すこともなく、自分で好きなときにインターネットを使って取引ができるわけです。支店に行く時間が無い、近くに店舗が無いという人には、すごく便利だといえるでしょう。
「ネット取引」は、今や、ちょっとしたブームにさえなっています。
確かに、「利用者は自分の好きな時に、好きなように取引ができますし、金融機関も店舗や人件費を削減できる」というのは双方にとって有利なことです。
しかし、ここで少し考えてみてください。「自分の好きな時に・好きなように」取引をするということは、その取引(商品)を決めたのは、店員(営業員)に勧められたからでも、勧誘されたからでもなく、「自分自身で決めた」ということです。言い換えれば「自分で自分の取引に責任を持つ」ということ。したがって、その取引で仮に失敗(損失)をしても、責任は全部自分自身にあるのです。これが、いわゆる「自己責任」なのです。このことを、きっちりと頭に入れておいてください。
今までは、「ただ何となく。みんなが預けているから…。」なんて理由で金融商品を選んでいた人も、これからは、せめて自分が預ける・取引する商品の特徴やリスクくらいは調べてからにしましょう。特に、家計を預かる主婦はなおさらです。
ここで一言。金融機関は「取引をするところ」と、思い込んでいませんか?もちろんそうなのですが、併せて「情報を得るところ」でもあるのです。店頭に並んでいるパンフレットやフリーダイヤル・インターネットなどで、自分が知りたい商品情報やサービス情報を得ることもできるのです。たくさん出ている金融に関する書籍・出版物などと併せて利用してみてはいかがでしょう。
ただし、あまりにもたくさんの情報が溢れていますから、情報に躍らされないように注意してください。
金融ビッグバンの今、金融機関の倒産・淘汰が進んでいる今だからこそ、私たち利用者が金融機関を選ぶ時代なのです。
自分に向いている商品・取引方法・サービスをじっくりと検討・選択をして、自分に合った・安心できる金融機関を選びましょう!