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家族の一員ペットにかかる費用について一緒に考えましょう

中村典子

消費生活アドバイザー・CFP

第3回 ペットとフード@

 ペットフードが日本に広まったのは1970年以降のことだそうです。そういえば私が子供の頃は犬や猫は人間の残り物が主食だったと記憶しています。現在は犬の4割、猫の6割がペットフードを利用しているそうです。
30年という時の経過を考えると普及の速度は緩やかに見えますが1999年度の市場規模は約2400億円、前年比5%の伸びで年々拡大の傾向を見せています。

 ペットフードの需要が伸びている背景には「作る手間が省ける」という忙しい現代人の事情もありますが、犬や猫に必要な栄養素についての研究が進んできたことがあげられるでしょう。例えば犬や猫には人間の4〜5倍のタンパク質、22〜24倍のカルシウムが必要とされています。もし人間と同じものを食べつづければ塩分だけが過剰になり、必要な栄養は極端に不足してしまうというのです。

 犬や猫の食事は基本的には高タンパク、高脂肪。この条件をクリアするように設計されたのがペットフードなのです。

 ペットフードは内容によって総合栄養食、一般食、間食、処方食などの種類に分類されます。また、ペットのライフステージによって幼犬用(パピー・グロース)成犬用(アダルト)老犬用(シニア)肥満犬用(ライト)などが用意され、それぞれ成分が異なります。

 形態から分けると、ドライ(乾燥)、セミモイスト(半生)、ウエットがあり、水分含有率はそれぞれ10%、25〜30%、75%前後です。

 国内、国外のフードメーカーも多数市場に参入していますのでそれぞれのペットに適したフードを選択するのはなかなか難しいものです。

 我が家の愛犬を例にとりますと、体重12kgの活発な犬ですから、一日に700〜750kcalのエネルギーが必要です。ニュートロ社製のナチュラルチョイスという商品名で、1歳10ヶ月の彼が食べるのは成犬用のドライフード。1日約220gを2回に分けて与えています。1ヶ月約6kgのフードにかかる費用はおよそ4500円。

 このメーカーに決めるまでにも数社の製品を試しました。内容の優れたフードはいくつもあるのですが、最終的には愛犬がよろこんで食べるという「嗜好性の高さ」が決め手になります。従って、フードの大きさ、粒の形状、香り、触感などはフード設計にあたって各社が最も気を使うところです。

 2000年10月にペットフード工業会が5000人を対象に行った調査によりますと、フードを購入するときに重視する点は「ペットの好み」についで「価格」でした。「品質」や「安全性」を気にする人は全体の25%に満たなかったそうです。

 フードの価格は原材料、特にタンパク質の材料に左右されます。安いフードはそれなりの品質と考えた方が良いでしょう。

 次回はフードの安全性についてお話しします。

平成13年9月28日 

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