市田レポート3

20歳代の生活設計(結婚費用)

就職して数年が過ぎ、これまで給料のほとんどをレジャーに使ってました。最近、「結婚」を意識し始めたました。でもイザ「結婚」となると、結婚式をはじめいろいろとお金が必要になります。ところが、そのための貯蓄はしていません。結婚までの心構えと資金準備についてお聞きしたいです。

独身期の生活設計の考え方

 学校を卒業して社会人となり結婚するまでの時期は、生活費などを親任せにしていた経済面において、一社会人として独立する時代となります。  この時期の特徴は,収入があまり多くないのに対して支出が多いことにあります。親から与えられたお小遣いとは違い,自分が手にするお金は当然以前よりも大きくなりますし、自分自身の力で得た収入ですので、誰気兼ねすることなく使えるわけです。そのためか、レジャー,旅行,車の購入などと、たいていの人は消費行動が活発になっていきます。「誰にも気兼ねすることがない」この心理状態は、将来結婚をして家庭を持つ時まで続いていくのかもしれません。

◎独身期のライフプランニング

 

1. 独身時代の経済状況を考える

 賃貸マンション派:平均月収20万2417円:平均貯蓄額217万3167円

 寮・社宅派 :平均月収21万3338円:平均貯蓄額278万9023円

 親と同居派 :平均月収19万0264円:平均貯蓄額331万3645円

―――「20代独身の住居形態と貯蓄」1999年リクルートファイナンス調べ

 

 20代の独身期は、その住居形態の在り方により、支出のパターンが分かれます。

 住居費については、「親と同居」であれば、家に入れるお金は寮・社宅よりも上回っていますが、その分食費が極端に少なくなっているのがわかります。貯蓄額を見ると、やはり「親と同居」が多く出来ているようです。

 また、「自由に使えるお金」と「貯蓄」の部分は平均4万円〜6万円程度となっています。このアンケートでは、どのケースも収入と支出と貯蓄のバランスが良く、20代の独身が賢く生活を送っている様子がわかります。

◎結婚までの順序のポイント

1.  親元から独立へ

 独立といっても、具体的な一人生活を始めるということだけではなく、同居をしていても親には頼らない精神的な独立を目指すことが大切と思います。

2.  結婚についてお互いよく話し合う

 相手があっての結婚です。お互いがよく理解できているかが、大きな問題となります。親との同居・非同居や子供の育て方、親戚付き合いなど、メンタルな部分の理解が必要となります。

3.  結婚資金の予想額を把握

 結婚式というイベントのスケジュール管理が必要です。スケジュールの進行とかかる費用の見積りを出し、総額を把握します。

4.  結婚資金の分担を決める。

 夫側・妻側のそれぞれの負担割合や結婚式のイベントに携わる関係者の打ち合わせなどを決めておきます。

◎「結婚資金」はいくら必要なのか

 これまで具体的な結婚費用について、考えたことがありますか。

 一般に、多くの人は「結婚」を人生の最大のイベントと感じておられます。やはり「結婚費用」が「独身時代の貯蓄における最大の目的」と考えておられます。そこでどのぐらいの資金を予測しておけばよいのか、データーを見てみましょう。

◎結婚費用の支出内訳              (単位:万円)

 

平成10年度

 

夫 側

妻 側

婚 約 関 係

159.2

131.1

28.1

 

うち結納金

82.0

71.3

10.7

婚約記念品

62.7

51.8

10.9

挙式披露宴関係

354.3

197.9

156.4

 

うち挙式披露宴

314.3

174.2

141.6

仲人へのお礼

11.0

7.5

3.5

新 婚 旅 行

78.5

46.5

32.0

新生活の準備関係

227.2

80.1

147.1

 

うち家具など

131.3.

30.8

100.5

洋服など

38.8

0.9

37.9

新居賃貸料など

57.1

48.4

8.7

合       計

819.2

455.6

363.6

受取結納金(結婚費用充当)

82.0

10.7

71.3

総 支 出 額

737.2

444.9

292.3

注意 ・平成9年5月〜平成10年4月まで結婚した夫婦

   ・調査時期平成10年7月(有効回答数400件) 

(三和銀行挙式前後の出納簿)

◎会場別 挙式・披露宴費用

 

披露宴会場の

利用者

披露宴の

平均出席者

平均費用

(挙式+披露宴)

ホテル

53.3 %

87.2 人

352.3 万円

一般式場

16.0 %

77.8 人

285.9 万円

レストラン・料亭

10.8 %

66.4 人

250.1 万円

公共施設

4.5 %

73.3 人

195.6 万円

合計

100.0 %

80.3 人

314.0 万円

(三和銀行挙式前後の出納簿)

 新生活の準備費用も含めた結婚総費用は約737万円。夫側であれば、目安としては444万円程度、妻側であれば292万円程度を考慮に入れ、自分達に合った資金計画をたててみましょう。