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Q 今年第二の仕事も、66歳の定年で退職します。一人娘は専門職として一生の仕事を持ち、結婚もして一児の母として、仕事、妻、親の三役をがんばってこなしています。 A ひと昔前までは、生み育ててもらった親の老後の面倒は、子どもが見るのが当然とされていました。 Tさんは63歳で、三浦海岸にある有料老人ホームに入居しました。当時奥さんは59歳で孫の面倒を見ており、東京の自宅に残ったので、事実上は老人ホームを別荘がわりにし、双方半々の生活を2〜3年続けているうちに、老人ホームの経営方針、特に食事内容や料金など生活面での希望や要望を出すのに、入居者たちの意見のまとめ役が必要になりました。 そこで、入居者の中で比較的若く健康であるTさんが一番目の理事になり、入居者同士のコミュニケーションづくりや、趣味の会の講師の選定、パーティーなどの内容を経営側の一方的なものでなくする努力をしたそうです。 Tさんは、水泳、フィットネスに続いて、ソシアルダンスも講師を招いてグループレッスンをした結果、ジルバやルンバも踊れるようになり、クリスマスにはダンスパーティーを開いたそうです。この秋には豪華客船のクルージングに参加し、今様、龍宮城への旅を夢み決行するべく準備中とか。奥さんも急きょ東京でダンスの個人レッスンを受け始め、船上ダンスパーティーに備えました。 奥さんよりご主人が先行して老人ホームに入居し、ホーム内でのネットワークづくりをしたことはご主人の生きがいになったばかりか、船旅が終わったら奥さんもそろそろ入居をしようかと考え始めています。世間には「子孫に美田を残さず」という言葉もあります。 |