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Q&A5 個人開業 − 不動産業

 来年60歳で商社を定年退職します。退職金があり厚生年金も支給されますが、まだやる気も体力もあるので、個人で何か開業したいと思います。コーヒーショップなど、細かい商売は向いていないように思います。

 定年退職後、個人で商売をしたいといっても、いままでの仕事とか、商売をする場所によって一概には申せません。

 ただ、そのためにいままでどんな準備をされてきたのでしょうか。

 名古屋市の?さんは、信託銀行の不動産部勤務を最後に定年退職をしました。銀行在勤中に宅地建物取引主任の資格を持っていたので、自宅を改造して店がまえをつくり、不動産コンサルタントの看板をあげたのです。

 FAXやコピー機など最低の設備をし、駐車場管理やマンション・アパート管理の仕事を始め、昔の仲間などの情報から、時折、宅地取引の話もあったりします。

 時間ができたので、その後司法書士の資格も取り、不動産の取引や相続の手続きなど、自分で法務局に手続きができるようになりました。自宅の店先で、好きなクラシックのラジオ放送を流しながら通信学習の勉強をしたことが、仕事に生きています。

 息子さんは社会人として企業に勤務して寮生活をしており、娘さんも結婚、今春孫もできました。公的年金、企業年金を受給しながらの仕事なので楽しみ半分と自分に言い聞かせ、無理をしない人柄が幸いし、銀行時代のストレスも消えたそうです。

 日曜日には近くに住む娘夫婦が孫を連れて遊びにきたり、趣味で日本画の作品を買い、著名な画家に育てばよいと時折、画廊にも足を運び楽しんでいます。

 実は、定年の年の健康診断で初期の胃がんが発覚、手術をしましたが、その後の定期検診が体全体の健康管理にもなり、元気に生活して5年がたちました。

 不動産不況の現在でも、アパートやマンション、駐車場の賃貸の世話などを続け、わが家に電話がかかり、他人の出入りする生活は生きがいになっているとのことです。