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Q&A3 銀行との交渉術

Q 
東京都豊島区在住の香取史夫さん(52歳・会社役員)。数十年来A銀行を家計のメインバンクとしてきたが、増築の融資を受けようと窓口へ行って話をしたが、どうも杓子行儀でラチがあかない。いざというときに銀行は頼りにならないのか。


相手を知り、粘り強く

 「必要な時に、安い金利でお金を借りたい」というのが、銀行を利用する目的の一つです。しかし、多くの人たちが、この点で銀行に不満を感じているのではないでしょうか。  頭金だけしていると、窓口の行員はにこやかに「当行には、いろいろなローンがごぎいますから、必要な折にはぜひご利用ください」と言います。
 ですが、実際に融資を受けたくなって申し込みに行くと、担当は別の行員で、担保物件などを事細かに聞かれ、おまけに融資決定までかなり時間がかかることが多々あります。  定期預金はもちろん、給与振り込みに公共料金の引き落としまで、家計の一切をその銀行で行っているのですから、通帳を見れば、年収など一目で分かるはずです。それなのに、ローンを申し込むとなると、いちいち説明を求められるのですから、ムッとすることもあるでしょう。

 しかし、私たちの方も、それを当たり前と思っている節があります。ほとんどの人は、銀行の担当者の言いなりです。「金利、もっと負けてくれないの」などと言う人は多くはありません。個人で銀行を相手に交渉をするという意識が日本人にはない、と私はつくづく思います。  しかし、銀行を使いこなすには、頭を使って上手にお金を借りることも重要です。そこで、その場合に心がけたい「銀行との付き合い方五ヵ条」を考えてみましょう。
 第一に、相手の銀行をよく知ること。預金するだけでも、実際に足を運ぶべきです。経営情報を公開するディスクロージャー誌を読んで分析するのも役立ちます。
 第二に、担当者と会ってよく話をし、銀行の中にあなたを知っている人をつくることです。その人と何度も交渉していると、ローン借り換えなどの申し出にスムーズに応じてくれるようになります。

 第三は、その時々の金利をよく知っておくこと。
第四は、交渉は三度まであきらめないこと。例えば、退職金などまとまったお金を預けるとき、交渉次第で金利を店頭表示よりわずかなりとも上げてくれるケースも昨今では見られるようになりました。
 第五は、銀行のイベント時期を見逃さないことです。定期預金獲得キャンペーンとか、ローン商品の優遇月間などもある。こうした有利な情報をキャッチしましょう。