Q&A4 カード利用上の注意
Q 若手社員の中にカードで自己破産した者がいます。正しいカード利用の注意点を教えてください。
A
返済額は月収の25%以内に
景気低迷のなか、新入社員にとっても今年は例年にない厳しい春を迎えそうです。
社会人になると、持つようになるのがクレジットカード。現金がなくても、カードを出してサインをすれは買い物ができます。この手軽さで、利用者は年々増えて、昨年のカード発行枚数は2億4492万枚となっています。10年前に比べて倍以上です。
しかし、利用者急増に比例して、不正使用や返済不能の事故も増えているのは周知の通り。後で慌てるケースも少なくありません。ことに社会に出たばかりの新入社員は、その利用に万全の注意が必要でしょう。
クレジットカードが打ち出の小づちでないことは、よく理解しているつもりでも、つい便利さに負けて、収入以上の買い物をしてしまい、後で驚くような額の請求書を受け取って、あらためて借金だったことを自党した…という相談が後を絶ちません。
うっかりミスもあるものですが、返済の延滞を繰り返すとアウトです。一度、ブラックリストに載せられると、最長5〜7年間は記録が残り、その間のカード利用はもちろん、ローンを組むこともできず、マイホームの購入もままならない事態が起こります。
個人信用情報機関は「全国銀行協会個人信用情報センター」「全国信用情報センター連合会」「シー・アイ・シー」などがあり、事故情報に関して、相互に情報交流が行われているので、ブラックリストに載ったら、銀行でも消費者金融でも、お金を借りられないことになりかねません。
クレジットカードの本来の目的は、ショッピングと各種サービスですが、最近はお金を借りる利用の増加が目立ちます。
1997年度のクレジットカード利用額24兆4962億円のうち、お金を借りたのが30%近いという現実を忘れないことです。支払いのために借金を繰り返し、多重債務に陥るケースも増えています。
多重債務の行き詰まりによる自己破産の申立件数は、昨年には10万件を突破し、過去最高を記録しました。カードの借金をカードで返していけば、行き着くところは「カード破産イコール社会人失格」になりかねません。
そこで、正しいカード利用について指摘しておきましょう。
@引き落とし日と額を常に把握する
A返済が長期にわたる場合は、ほかのローンと合わせて月収の25%以内の返済額に仰える
Bカードの賃し借りはしない
C紛失、盗難に気を付ける
D伝票とクレジット利用の明細は支払い完了まで保管する
の5つです。
