Q&A 人脈づくりが危機を救う

Q リストラ宣告を受けて、妻ともに自営業をはじめようと思っています。いままでの業種とまったく関係のない業種ですので、これから人とのつながりをつけていかなければなりません。

 いざという時役立つ人脈

 人脈と言う言葉がビジネス社会で盛んに使われています。どんな仕事でも、人間と人間が出会うところから始まり、それが広がってさまざまな知恵が集積され、大きな成果を生み出していきます。あらゆる分野において人のつながり、すなわち人脈を日頃から形成しておくことが,ビジネス上で有利な立場に立てるというのです。

 これは仕事に限らず家庭にも当てはまります。急病の時、トラブルに巻き込まれ、その解決を迫られる時、子供に関する微妙な問題が生じた時など、気軽に相談できる誰かがいれば,どんなに助かるか知れません。

 子の人脈を考えてみると、

@血縁  A地縁  B学縁  C社縁  D遊び縁

 の5つに分類されます。夫が勤めをして妻が専業主婦と言う家庭を想定して、この@〜Dまでの広がりを考えて見ましょう。

夫婦でネットワークの整理を

夫の場合、まずCの社縁が際優先されます。同じ会社の上司、同僚、部下、取引先の人たちなど、名刺の肩書きが入ってくる付き合い方をする人脈です。次に来るのがB学縁で、学生時代の先輩後輩の間柄です。これもビジネスに深く結びつく傾向にあります。でも、A地縁やD遊び縁は後方に押しのけられています。たとえばゴルフやマージャンを楽しめるのも、ほとんど社縁の人たちとであり、純粋に趣味,遊びでつながっている場合は少ないようです。

 これに対して家庭にいる主婦の多くは、親兄弟、いとこなどの@血縁、いま住んでいる土地で形成された近所づきあい、子供の学校のPTAでの付き合いなどのA地縁が多くを占めています。最近では、余暇を利用してスポーツクラブやカルチャーセンターに通って得られたD遊び縁も殖えています。

 夫が家庭に帰ると、妻と話が合わないとよく言われますが、これらの人脈の広がり方を見ていると当然でしょう。両方に共通するのは、@血縁ぐらいであって、あとは全く異なったネットワークを持っているのです。

 しかし、家庭株式会社を経営していくためには、そうであってはなりません。おそらく二人が現在保有している人脈を整理してみたら、数百人以上にもなるはず。その中から家庭株式会社に役に立ちそうな人をピックアップし、その名簿を整理しておくのです。

 家庭株式会社において財産となる人脈は、生活情報から遊びまで役に立ってくれそうな人たちによって形成されています。

 新しいことに当たる場合でも、まず、信頼のできるいままでの人脈からあたってみるのがよいでしょう。