Q&A10 新社会人の資産形成

Q 「学生時代の延長で、やや浪費する癖があると反省しています。どんな消費生活をして、どう貯蓄したらよいでしょう」(会社員23歳)

  毎月の給料から天引きを  まだ学生気分が抜けないのも、仕方ないことかもしれません。これまで、郊外にある安上がりな社員寮に住んでいました。
 しかし、「来月、札幌に赴任することになり、アパートの家賃が1ヵ月5、6万円は必要となりそうです」と気にしています。 ですが、なかなかしっかりした青年です。毎月両親に2万円を送り、奨学金と運転免許取得のローンも自分で返済しているといいます。


 その上でS君は「結婚やマイホーム資金の準備もしなければならないと思います」。社会に出ても親掛かりの若者が多い中で、立派に自立していると感心させられました。 資産形成の第一歩として、まず「種子銭」づくりへ毎月の給料から積み立てを始めてみましょう。
 過剰消費に浮かれたバブル時代とは異なります。低金利でも、着実に毎月天引きで積み立てていきましょう。長い期間には、目標を達成できるものです。 「日掛け、月掛け、心掛け」が、蓄財の基本であることを忘れないことです。目標を100万円と設定し、1〜5年間で達成するには、毎月いくら積み立てるといいのでしょう。


次の通り、金利0・1%で計算してみた。カツコ内は、0・7%の場合。
▽1年間 8万3295円(8万3066円) 
▽2年間 4万1627円(4万1388円) 
▽3年間 2万7737円(2万7495円)
▽4年間 2万0793円(2万0549円)
▽5年間 1万6626円(1万6328円)
 この超低金利時代、0・1%でも、0・7%でも利子はほとんどつかないため、毎月の積立額もほとんど変わりません。


 ですが、どんなに低金利時代でも、「残ったお金を貯蓄に回す」のではなく、「必要経費の中に一定の貯蓄額を含める」ことにして、確実に天引き貯蓄を続けることです。それが、資産づくりの第一歩、というのが私の持論です。