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市田レポート8
ライフプランを立てるために必要額はどうする?
Q:とりあえず貯蓄をしてきましたが、ライフプランの必要額と、貯蓄をどのように考えればいいのでしょうか。
A:貯金額がどれだけあれば安心できるのか判りませんね。
では、何の為に貯金をするのかという「目的別の貯金」の必要性。
またこれからのこと(生涯生活設計)について考えてみましょう。
人それぞれにライフサイクルがあります、そしてライフイベントやリスクに対応する費用が必要です。事前にそれらの金額を見積もっておきましょう。
1.ライフサイクルの必要資金をつかむ
(1)
ライフサイクル(生活の周期)
誕生・修学・結婚・出産・教育・子の独立・退職・老後という一般的なライフサイクルがあります。それぞれのステージでの必要資金の金額を把握しましょう。(データ−は文部省、大学生協連、三和銀行、東海銀行などのホームページ参照)
?出産資金:50万円程度を見積もる。
?教育資金:公立の幼稚園から大学までとして700万円〜800万円程度。
私立の幼稚園から大学までとして1700万円〜2000万円程度。
*ただし学校にかかる教育費のみ(東京都総務部調査)
?結婚資金:結婚総費用(結納、結納返しを含めず)約730万円程度、そのうち親からの援助は230万円程度(三和銀行ホームコンサルタント調査)
?老後資金:ゆとりある老後の生活費希望月額平均39万円(最低必要額24万円+ゆとり上乗せ分15万円)(生命保険文化センター調査)
?遺族の生活資金:必要と考える資金は7000万円(生命保険文化センター調査)
?住宅購入資金:希望購入金額3417万円(自己資金1085万円、ローン2332万円)(貯蓄広報中央委員会)
?緊急予備資金:万一の場合に備えて月収の2~4ヶ月分、入院や冠婚葬祭など。例えば世帯主が交通事故や疾病により入院した場合の実費30万円かかるといわれている(生命保険文化センター調査)
*あくまで目安にする為のデータです。各項目の金額はケースバイケースで考えます。つまり家族の構成、収入、子供の進路、転勤・引越し、サラリーマン・自営、趣味などによって変わってきます。
2.あなたはどのパターンでしょう。
状況、目的、要望などフレキシブル(柔軟)に考えましょう。
? ライフサイクルの順番が違う場合:同じ年代でも状況等によりライフイベントの目標の順序が異なる場合があります。
例えば・・・
Jさんの場合 住宅→教育→老後:住宅購入のあと教育資金を考えておられます。
Aさんの場合 教育→老後→住宅:社宅があるので定年まで住みその後住宅取得をする。
*Jさん、Aさんそれぞれに対してはライフイベントの考えかたは違います。しかし、必要資金の総額はほぼ同じとなります。
?ライフサイクルの課題が異なる場合
Jさんの場合 住宅→教育→老後:子供の教育資金が終わって老後資金の準備
Aさんの場合 住宅→老後 :Aさんにはお子さんがいませんので教育費必要なくなります。*JさんとAさんの必要総額は当然違ってきます。
?ライフイベントの資金ポイントが違う場合
Jさんの場合 教育の資金ポイントを置く
Aさんの場合 住宅に資金ポイントを置く
*Jさん、Aさんそれぞれの重要なイベントに資金ポイントを置きますので、貯め方は違ってきます。
3.あなたのライフイベントの流れを把握しましょう。
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現在置かれている状況がライフサイクルのどの位置にいるのかをつかむために、ライフイベント表を作ります。
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ライフイベントごとに必要資金を見積もる為のデータを集めましょう。
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貯蓄等の金融商品の特性(満期時期・必要額など)が目的別イベントごとにあっているか。
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金融商品の金額、運用期間、積立額などを具体的に決定しましょう。
4.あなた自身で生涯生活設計の組み立てを行いましょう。
自分自身で生活設計の組み立てを立てましょう。そしてイベント必要額を割り出すために使うデータやキャシュフロー表はあくまでも目安であることを理解しましょう。
? データ見積り額の金額を知るだけではなく、それらがどう影響するのか確認しましょう。
? データ金額はあくまで判断の目安であり、説得される材料ではありません。
? なるべく多くの生活関連資金のデータをそろえておく。
(ライフステージとライフイベントの関係)
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結婚
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10年目 20年目
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30年目
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40年目
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ライフステージ
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独身期>
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家庭形成期>
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老後準備期>
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老後悠々期>
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主なイベント
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教育費
住宅購入
老後準備
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子供の結婚
ローン返済完了
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年金生活
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