十分にプランを練った上で「買う」と決めたら、一番大切なことは支払うお金に見合った住宅を手に入れるということです。そんなことはあたりまえのことじゃないか、と思われるでしょうが、これが意外と難しいのです。
まず、買う側はほとんどの場合初心者です。しかも不動産や建築について知識のある人はあまりいません。売る側はプロです。一生の買い物をするのですから買う側もプロに負けないくらいの知識や情報を持つか、それらを持っている信頼できるFPに相談をしてください。
たとえば、大阪府堺市のAさんは、昨年念願の一戸建てを購入しました。職場にも便利で環境もよく、希望どおりの一階にガレージのついた三階建て、約4500万円でした。しかし入居後Aさん一家は様々なトラブルに襲われます。戸や窓がきちんと閉まらなかったり、少しの風でも家がひどく揺れるのです。不審に思って調査をしてみると、一階の構造壁が少ないため強度が足りない欠陥住宅でした。
欠陥住宅を買ってしまうと大変です。売主の業者はたいてい建替えなど根本的な解決をしてくれません。対症療法的な修繕でもすればましなほうでしょう。売ろうと思っても大変です。欠陥住宅と知っていてそれを言わずに売れば犯罪になります。といって、欠陥住宅だと言って売れば二束三文でしょう。ローンは残り、次の住むところの費用もかかります。売るに売れない、でも住んでいるのは危険、どうしたらよいのでしょう。
そんなことにならないために、家(マンション)を買う前に勉強しましょう。服を買うときには試着をします.車を買うときだって、いろいろなことを調べ、他の車と比較検討し、試乗して買うでしょう.住宅は、はるかに高額な買い物なのに、試住(?)も出来ないし、マンションなどは図面の段階で購入を決定するのが普通です.
そう考えると、ちょっと怖いと思いませんか?
(不動産Q&Aに続く)