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畠山記念館 / 般若苑
TOTALMAP
 般若苑
     旧「般若苑」

 


財団法人畠山記念館 
〒108-0071
東京都港区白金台2丁目20-12
TEL 03(3447)5787
FAX 03(3447)2665
 
畠山記念館本館

 畠山記念館は、株式会社荏原製作所を興して実業界に名を馳せた畠山一清(1881―1971)により創立されました。 昭和の初めに旧寺島宗則伯爵邸のあった白金猿町の土地約三千坪を購入、明治13年に天覧能が催されたという由緒あるこの地に、奈良般若寺の遺構や、加賀前田家重臣横山家の能舞台などを移築して、私邸「般若苑」を造営しました。
 畠山記念館では、茶道具を中心に、書画、陶磁、漆芸、能装束など、日本、中国、朝鮮の古美術品を展示公開しています。収蔵品は、国宝6件、重要文化財32件を含む約1300件です。
 
毘沙門堂
改修・移築前の 般若苑 
 



般若苑跡地は2006年8月現在
工事中です

歴史的な建物と島津藩下屋敷の時代から受け継がれた四季折々の草花を配した広大な庭も現在はありません。

 
般若苑

畠山記念館側から見た般若苑庭園
(2005年当時)


 
 
旧「般若苑」庭園から。
二本榎方面の高層マンションと
伝統建築物の対比が……




抜け道マップ
白金台−高輪台抜け道マップ
建物が解体された現在(2006年8月末)の状況
 
「般若苑」跡地に計画中の
「(仮称)MTC計画新築工事」

2010年1月現在


「般若苑」といえば三島由紀夫の小説「宴のあと」を連想します。日本初の「プライバシー裁判」といわれた「宴のあと」事件の舞台となった高級料亭です。

この土地は江戸時代は薩摩藩島津家の別邸であったようですが、後に、寺島宗則伯爵邸となり、昭和初年、畠山が取得。畠山はこの私邸に奈良般若寺の客殿を移築しましたが、この旧般若寺客殿を中心としたエリアは、その後、人手に渡り高級料亭「般若苑」となりました。

「旧般若寺客殿」は、一部は京都に移築したとのことです。

由緒のある庭園、建物がなくなったことは、たいへん残念です。



 

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